タイヤの W/O と H/E の違い

スポーツサイクルの多くは、リムの種類が W/O (ワイヤードオン)と H/E (フックドエッジ)の

どちらかだと思いますが、もちろんそれに合わせてタイヤのビード部の形状も違っています。

ETRTO のビード径も違っていて、同じタイヤサイズ表示でも W/O のほうが H/E より ETRTO の

数字は大きくなります。(特に 20 インチタイヤを選ぶときは注意が必要です)

古いタイヤの廃棄処分をしているときに、形状の違いがわかりやすい写真がとれましたので

紹介します。

 このタイヤ断面は H/E で

 ちなみにサイズは

 26 x 1.75 で ETRTO 表示では

 42-559 となってます

 ビード部の形状の特徴は

 下に向かってクサビ状に

 とがっています

 リムとの嵌合は W/O ほど

 確実でないため最大空気圧が

 比較的低くなります

 わたしもついつい軽い走りに

 なるような気がして最大空気圧

 以上に空気入れちゃいますけど

 走っているときにビードから

 タイヤがはずれる危険性が

 あるそうです







 こっちの断面は W/O です

 サイズは 700 x 32 で

 ETRTO 表示だと 32-622 に

 なります

 ビード部の形状は下に向かって

 とがってません

 リムに嵌合する部分もしっかり

 しているので、なかには空気圧

 10 Bar 以上入れられるものも

 あります



 このサンプルに使ったタイヤは

 耐パンク用にセンター部に

 耐パンクガードが入っています

 (写真の白く細い線で見える部分)







marco自転車タイヤショップ

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