Vittoria CORSA 2016 インプレッション

当初、予算に限りがあることから Vittoria の新しいコンパウンド GRAPHENE を
試すのは NEW RUBINO でと思っていましたが、やっぱりどうせなら CORSA を
試したかったので奮発して CORSA を下ろしちゃいました。


        


タイヤ以外の使用機材は、ホイール Campagnolo ZONDA 、フレームは OLMO の
Record デダチャイの 7003 アルミフレームです。
チューブはスタンダードな 0.9mm ブチルです。

タイヤを取り付ける前は、オープンサイドの色が白っぽいのでどうかなと
思ってましたがつけて見たら軽快感が増していい感じになりました。

        


空気圧はまずはメーカーからの値を参考にして、前 7.0 bar、後 7.3 bar で
走ってみます。もともと Vittoria のタイヤは他社と比べて若干太めなのですが
CORSA も 7.3 bar で幅は 24.5mm になりました。


    


走ってみて、転がりが軽く感じます。感覚を表現するのが苦手なので
うまく伝わるかどうかわかりませんが、たとえばどっかへ走りに行って
後半つかれてくると少しでも楽しようとして路側帯の白線の上を走ったり
することがあるりますが、白線上って明らかに転がりがいい感じしますよね。
この CORSA の場合、この白線上とアスファルト上の転がり感の違いが
少ないんです。そんな感じの転がりの良さなんです。(伝わりましたか?)

後、特に違いを感じるのは荒れたアスファルトでの衝撃が収束するのが
早いように感じます。ほとんど跳ねないのでうまいこと振動を吸収してるのが
わかります。
タッタッと小気味よく振動を吸収してくれて、ガタガタする感じがありません。
ロードノイズはまっすぐ走ってるときには少ないですね。

通勤ルートでは高速コーナーがあるわけではないので限界とかはわかりませんが
普通の道で試した限りでは、素直にバンクしてくれます。
倒れ方は、直近で履いていた IRC FORMULA PRO の RBCC コンパウンドとの
比較になりますが倒れてくスピードが速いように感じました。
グリップ感の表現も難しいですが安心感のあるものです。IRC のウェット感の
あるグリップとは違い乾いたグリップ感ですがしっかりグリップします。
この違いはたぶん IRC のフルスリックでコンパウンドのみに依存している
グリップと違い CORSA の深いグルーブがかなりグリップに貢献しているように
思います。
       
       

一般的なグルーブが円中心に向かって彫られてるのと違い、CORSA の
グルーブは垂直に彫られているため、より深く彫られています。
通常のコンパウンドゴムだったらこんな繊細なトレットにしても
すぐに磨耗してしまいそうだけど、ここは 6000km 走ってもトレッドが
残るGRAPHENE だからできる形状なのでしょうね。
コーナーリングで自転車をバンクさせるとロードノイズが大きくなって
音程も変わるのはこのトレッドの影響だと思われます。

まとめですが、この走行性能で走行距離もかなり走れるようなのでこの価格でも
十分元がとれると思います。自分の走行距離なら1年使えます。

後は、耐パンク性能がどうかはまだわかりませんがわかりましたらまた報告します。

いつもいつも Continental GP4000 を使っててそろそろ違うタイヤも
使ってみたいなと思われる方はぜひこの GP4000 とは違う走行感のこの CORSA は
おすすめです。



marco自転車タイヤショップ

東京都足立区にあるスポーツサイクルタイヤの専門店です。 当店ではお客様がお持ちになっているスポーツサイクルをもっと大事に、 長く乗っていただくためのお手伝いをいたします。 点検、タイヤ交換、ホイールの振れ取り、修理など、 スポーツサイクルであればどんなものでもお持ちください。 新旧構わず承りますのでお気軽にご相談ください。